取調べ可視化 最前線

新潟での取調べ可視化に向けての取り組み

新潟での取調べ可視化に向けての取り組みが紹介されていた。

警察取り調べ可視化求め街宣 新潟日報 NIIGATA NIPPO On Line  県弁護士会(藤田善六会長)は5日、容疑者に対する取り調べの可視化を求めて、新潟市中央区の古町十字路で街頭宣伝を行った。裁判員制度の開始が2年後に迫り、分かりやすい裁判が求められる中、同会の弁護士らが「密室で不当な取り調べをなくそう」と道行く人に訴えた。

同会は、鹿児島県で12人全員が無罪となった選挙違反事件など相次ぐえん罪事件を受けて、本年度から警察や検察の取り調べのすべての過程で録音と録画を導入するよう求める方針を決めた。

同日は、弁護士8人が街頭に立ち、約600枚のチラシを配りながら「えん罪事件が起こるのは、取り調べが外から分からないのが原因。警察もやましいことがなければ調べを録音・録画しても構わないはずだ」と呼び掛けた。

同市西区の主婦(60)は「自分が裁判員になったときのことを考えると(被告の訴えの)判断材料になるから(取り調べが)オープンになるのはいいことではないか」と話していた。

新潟日報2007年9月5日

新潟で冤罪根絶求める集会 新潟日報 NIIGATA NIPPO On Line  冤罪(えんざい)の根絶を訴える市民集会が8日、新潟市の新潟ユニゾンプラザで開かれた。冤罪事件に巻き込まれた関係者が「取調官からうその自白を強要され、ありもしない事件をつくりあげられた」と証言、密室での取り調べの危険性を訴えた。

取り調べの全過程で、録音・録画する「可視化」を求めている県弁護士会(藤田善六会長)が主催、市民ら122人が参加した。

鹿児島県議選で被告全員が無罪判決となった公選法違反事件の元被告の懐俊裕さん(58)は「取調官から『お前以外は認めた』とうそを言われ自分だけ反論する気もなくなった」と証言、厳しい取り調べのため自殺を図った経緯も明らかにした。

女性暴行などの容疑で男性が誤認逮捕された富山県の事件を調査する同県弁護士会の菊賢一副会長(38)は「警察は男性にアリバイがあるのに調べなかった。警察はマイナスの証拠は無視して突っ走る傾向がある」と指摘した。

集会では、鹿児島事件の弁護人を務めた山口政幸弁護士が「裁判では自白の信用性を争い1年8カ月もかかった。可視化されていればこんなに長期間にならなかった」と主張。懐さんも「無実の罪で逮捕され、もし(2年後から始まる)裁判員に選ばれても判定する自信がない。取り調べが録画されるのが大事だ」と強調した。

新潟日報2007年9月8日