取調べ可視化 最前線

任意の取調べでの警察官の暴行

 任意の取調べでの警察官の暴行によるケガついて損害賠償が認められた事例。制止行為が行き過ぎたという認定のようである。
4週間のケガということで、「33万円」。高いか安いかは別として、国家権力による「犯罪」の場合には、真剣に懲罰的な賠償を考えてもいいのではないだろうか。

「警官が暴行」拘置請求退ける──男性取り調べ巡り大阪地裁 | 日経ネット関西版
2007/09/11配信

大阪府警が昨年5月に窃盗容疑で逮捕した40代の男性の取り調べを巡り、大阪地裁が「男性は捜査官から暴行され負傷した蓋然(がいぜん)性が高く、逮捕手続きに重大な違法があった」と判断、拘置請求を退けていたことが11日、分かった。

男性は府に慰謝料など330万円の損害賠償を求めて提訴し、大阪地裁(小川浩裁判長)は今年8月31日、府に33万円の支払いを命じた。

判決によると、男性は昨年5月、大阪市北区のインターネットカフェで、ほかの客のかばんを置引したとして曽根崎署に任意同行され、取り調べを受けた。警察官が問い詰めると、男性は大声を出し、もみ合いとなり、頭などに4週間程度のけがをした。
(共同)

asahi.com:警察での取り調べ中にけが、大阪府に賠償命令 大阪地裁 – 関西
2007年09月11日

任意の取り調べ中に大阪府警の警察官から暴行されてけがをしたとして、同府高槻市の40代男性が府に慰謝料など330万円の賠償を求めた訴訟の判決が大阪地裁であり、小川浩裁判長は「取調官らに正当防衛の範囲を超える制止行為があった」と認め、府に33万円の支払いを命じた。

判決によると、男性は昨年5月、大阪市北区のネットカフェで他の客のかばんを盗んだ窃盗容疑で曽根崎署へ任意同行された。取調室で「ぬれぎぬや」と大声を出して立ち上がり、取調官らが制止しようと壁に押しつけた際、頭を強く打って約4週間のけがをした。

男性はのちに容疑を認めて窃盗罪で在宅起訴され、執行猶予付きの有罪判決を受けている。