取調べ可視化 最前線

いわゆる志布志事件の無罪判決を受けた再発防止策について~鹿児島県警

 鹿児島県警は、「いわゆる志布志事件の無罪判決を受けた再発防止策について」と題する報告書を公表した。Webで公開されており、ここからダウンロードもできる
 この報告書について下記の記事があった。また、こちらのブログ記事も参照。

鹿児島 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
県警再発防止策無罪元被告ら不満…県議選買収無罪事件

 2003年の県議選を巡る買収無罪事件を受けて県警が27日に公表した再発防止策。2月の無罪判決から約10か月経過してようやく示された「反省文書」に、県民への公表を求めてきた県議が理解を示す一方、無罪となった元被告や支援者からは「遅すぎる」、「冤罪(えんざい)が起きた原因が何か分からない」との批判が相次いだ。

 県議会総務警察委員会で委員を務める宇田隆光議員(自民)は「新鮮味がなく100点とは言えないが、これが限界では。あまり具体的に書きすぎると警察の捜査の手の内を明かすことにつながる。捜査の問題点は抽出され、反省も示されている」と指摘する。

 その上で、「事件で被告とされた人たちからすれば物足りないかもしれない。しかし、悪を取り締まる警察としては捜査機関としての威厳も守らなければならない。人権とのはざまで大変難しい問題だ」と話した。

 元被告のパート従業員藤山成美さん(58)(志布志市)は「半年以上もたっての公表は遅すぎる。対策は紙に書くだけではなく、必ず実行するものであってほしい。だが、あんな一方的な取り調べを受けた者としては、どんな対策をとると言われても信じられない……。私たちへの説明がないのもおかしい」と淡々と語った。

 元被告らを支援してきた住職で「住民の人権を考える会」の一木法明会長(72)は「元被告の皆さんが知りたいのは、このような冤罪事件が起きた諸悪の根源は何かということだが、それについては詳細な記述がない。冤罪を二度と起こさないためには、取り調べの録音・録画(可視化)が必要だと我々は訴えているのに、再発防止策には全くふれていない」と不満を述べた。
(2007年12月29日 読売新聞)

時事ドットコム:「捜査指揮が不十分だった」=県議選無罪で調査結果公表-鹿児島県警
2007/12/27-22:15

 12被告全員の無罪が確定した鹿児島県議選の捜査について、同県警は27日、「取調官による不適切な言動の存在がうかがわれ、捜査幹部の指揮が十分でなかった」とする内部調査の検証結果と再発防止策を公表した。
調査結果は全13ページ。反省事項として供述の吟味が不十分だった点を列挙。再発防止策として、裏付け捜査をこれまで以上に徹底するといった内容を掲げた。