取調べ可視化 最前線

1~2月の取調べ可視化関連記事から

 当ブログを訪問いただきありがとうございます。
 長らく更新を怠り、申し訳ありませんでした。 (m_m)

 1月から2月にかけてのヘッドライン・トピックをご紹介します。

■否認する被疑者の取り調べ中、大阪府警警部補が机をけって被疑者を骨折させた

asahi.com:取り調べ中に被告骨折 大阪府警警部補、机をけった疑い – 関西
取り調べ中に机蹴り被告骨折 大阪府警警部補を書類送検へ – MSN産経ニュース
警部補、取り調べで被告骨折させる──机けりぶつけ、大阪府警 | 日経ネット関西版
取り調べ中、骨折させる=机けった警部補、書類送検へ-大阪府警(時事通信) – Yahoo!ニュース

■最高裁で捜査メモの開示命令が確定したにもかかわらず、検察官が「メモは存在しない、開示には応じられない」と回答していた

偽札事件の警官メモ「ない」、検察が開示命令に従わず : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
時事ドットコム:取り調べメモ「存在しない」=検察側、開示せず-東京地裁

■検察官の取り調べの録音データが証拠採用された

NIKKEI NET(日経ネット):被告が取り調べを隠し録音、公判で異例の再生~東京地裁

 法人税法違反(脱税)罪に問われた芸能プロダクション「インターラック」(東京・渋谷)と同社社長、石田博利被告(59)の公判が2日、東京地裁(朝山芳史裁判長)であり、同被告が検察官の取り調べを隠し録音したICレコーダーの録音データが証拠採用され一部が再生された。

 弁護側は「否認する被告に逮捕をちらつかせて取り調べており、自白調書に信用性はない」などと無罪主張した。

■被疑者ノート特集記事~日弁連、広島、京都など各地での取り組みの紹介

容疑者が取り調べ記録、自白強要をノートで防ぐ──弁護士会「差し入れ」、ご当地版も続々 | 日経ネット関西版
中日新聞:広がる「被疑者ノート」 ご当地版、次々登場 :社会(CHUNICHI Web)
「被疑者ノート」で違法な取り調べを防止 ご当地版も登場- MSN産経ニュース

■取調べDVDが初めて証拠採用された事件の顛末

「取り調べDVD証拠採用、無期を求刑」 News i – TBSの動画ニュースサイト


■中国事情~弁護人の取調べ立ち会い

中日新聞:殺人事件調べに弁護士同席 中国初、死刑の冤罪回避:国際(CHUNICHI Web)

■地裁所長襲撃事件の少年に関する2度目の抗告審

地裁所長襲撃事件、少年が2度目の抗告審へ : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
asahi.com:少年「無罪」で地検の抗告を受理 大阪地裁所長襲撃事件 – 関西

■裁判員裁判の審理短縮に取調べ過程の録画が有効との見解~最高裁司法研修所

東京新聞:取り調べ録画活用促す 司法研報告書『有力な選択肢』:社会(TOKYO Web)
時事ドットコム:取り調べ録画「有力手段」=審理短縮で研究報告-裁判員制度・最高裁司法研
NIKKEI NET(日経ネット):裁判員制審理短縮には…取り調べ録画が有効・最高裁研修所

 市民が参加する裁判員制度を控え、最高裁司法研修所は10日、長期化しがちな否認事件の審理時間を短縮する方法について研究結果をまとめた。検察、弁護側双方が証拠や証人を厳選して絞り込むことに加え、取り調べ状況の録音・録画を法廷で示すことが有力な選択肢だと提言している。その一方で提言に沿って短縮しても審理に10日以上必要な事件があるとしている。

 報告書は、同研修所が研究委託した東京、大阪両地裁の刑事裁判官5人がまとめた。

■長時間の取調べ、自白の任意性を否定~東京地裁

asahi.com:痴漢容疑男性に無罪 長時間取調べで任意性に疑い 東京 – 社会
 2008年01月08日07時05分

 電車内で女性の太ももを触るなどしたとして東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた会社員男性被告(39)に、東京地裁は7日、無罪(求刑懲役6カ月)の判決を言い渡した。伊藤敏孝裁判官は女性の痴漢被害は認めたが、「第三者が犯行に及んだという疑いがぬぐい去れない」と判断した。

 男性は06年4月15日未明、東急田園都市線池尻大橋―三軒茶屋駅間で痴漢行為をした疑いで現行犯逮捕された。逮捕当日に犯行を「自白」する調書に署名したが、公判では一貫して否認。伊藤裁判官は「逮捕直後からの長時間の取り調べで作られたもので、任意性に疑いがある」と自白調書を採用しなかった。

■最高検からも取調べの録画・録音が裁判員裁判に有効であるとの(中間)報告書が公表された

取り調べの録音・録画「裁判員裁判に有効」…最高検が中間報告(読売新聞) – Yahoo!ニュース
「最高検、取り調べ録音・録画で中間報告」 News i – TBSの動画ニュースサイト
asahi.com:録画170件、検察「有効」 取り調べ検証 – 社会
取り調べ録画 検察も「有用」 – MSN産経ニュース
熊本日日新聞:検察官、7割が“消極派” 取り調べの録音・録画

■取調べ録画に関する検察官の反応

NIKKEI NET(日経ネット):取り調べ録画で供述変更12件・試行の170件中
社会 北海道新聞:取り調べ録音・録画「証拠価値あり」9割 検察官アンケート 全過程は否定的
カナロコ -検察官、7割が“消極派” 取り調べの録音・録画

 最高検は15日、来年から始まる裁判員裁判での立証対策として、東京、大阪など主要地検で昨年末までの約1年半に試行した取り調べの録音・録画計170件について、担当検察官計132人を対象にしたアンケート結果を公表した。
 試行自体の評価では、回答した130人のうち92人(71%)が「やむを得ない方法」、4人(3%)が「中止すべき」と回答。「積極的に活用すべきだ」の23人(18%)を大きく引き離し、4人のうち3人が“消極派”だった。
 取り調べの録音・録画に対しては、もともと(1)容疑者との信頼関係を築けない(2)組織犯罪では報復を恐れて供述しなくなる-などの理由で否定的な意見が多く、今回の調査結果は、捜査現場での疑問が根強いことをあらためて浮き彫りにした。一方、公判での証拠価値としては「自分の言葉ではっきり供述していることが分かる」「水掛け論を防ぐことができる」などの理由から、回答のあった166件のうち160件(96%)で積極評価。

■検察官による取調べの録画の実施範囲拡大~全地検対象

中日新聞:全地検で取り調べ録画 1年半で170件試行、4月から拡大:社会(CHUNICHI Web)

■取調べ可視化実現に向けての署名活動~日弁連の取り組み

今すぐ!!北海道のニュースサイト BNN [Brain News Network]
「取り調べの可視化」実現に向け、日弁連が署名活動

■富山事件についての日弁連報告書

asahi.com:富山の冤罪事件 日弁連が報告書「弁護活動にも問題」 – 社会
<富山冤罪事件>日弁連が調査報告書 当時の弁護人を批判(毎日新聞) – Yahoo!ニュース
 1月30日20時21分配信 毎日新聞

 富山県警に強姦(ごうかん)容疑などで逮捕され、服役後に再審無罪が確定した柳原浩さん(40)の冤罪(えんざい)事件で、日本弁護士連合会は30日、調査報告書をまとめた。国選弁護人だった男性弁護士について「柳原さんが(当初の否認から)自白へ転じた理由を確認もせず、意思疎通が不十分なまま有罪を前提に弁護活動した」と批判している。
 報告書によると、男性弁護士は逮捕時に当番弁護士として1回、起訴後に国選弁護人として3回、柳原さんと接見。逮捕時は34分間否認の訴えを聞いたが、起訴後初の接見では取り調べ状況や「自白」となった理由を尋ねることなく5~6分間で終了。その後は示談交渉や公判の説明に費やした。調査に対し男性弁護士は「こういう結果を招いて申し訳ない」と語ったという。
 報告書は捜査の問題点について「全面的に録画(可視化)されていれば、違法・不当な取り調べはできなかった」と指摘した。弁護士法によると、問題の弁護活動から3年以上過ぎているため懲戒処分などはできない。加毛修副会長は「例外的な事件ではなく、弁護士会全体の問題。全国で研修や指導を徹底していく」と話した。【高倉友彰】

■警察庁、取調べ適正化指針の公表

asahi.com:「指針」一定の評価 -マイタウン富山
<= 富山事件の再審弁護団が出した声明を受けての記事~監視部門に「外部の人間も」
警察庁の取り調べ適正化指針に賛否…「検証不十分」「前進」 : 地域版ニュース九州 : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

東京新聞:連携し、早急取り組みを 取り調べ適正化推進で会議:社会(TOKYO Web)
「取調べ適正化で施策推進室立ち上げ」 News i – TBSの動画ニュースサイト
時事ドットコム:「連携し、実効性ある施策を」=取り調べ適正化推進室を設置-警察庁次長

■鹿児島県議選違反被告事件で無罪になった被告人らの声

[志布志冤罪 無罪判決23日1年 深い傷回復遠く 元被告「なぜ、まだ苦しみ」] / 鹿児島 / 西日本新聞