取調べ可視化 最前線

5月14日に放送されたザ・スクープで

 「裁判員制度導入と取り調べの可視化」が取り上げられています。現職裁判官へのインタビューもあります。動画配信されていますので、一度ご覧下さい。
 これを見れば、取調べの可視化がとても大切なことがよくわかります。
=>ザ・スクープはこちら

 なお、この番組は、最高検が5月9日に「取調べの可視化」を発表する前に収録されていたと思われますが、最高検の「取調べの可視化」をも的確に批判しています(つまり最高検の発表した「取調べの可視化」に重大な問題があるのを図らずも明らかにしたともいえるでしょう)。
 やはり、

 警察・検察を問わず、およそ取り調べの全過程を録画・録音しなければならない
 そうならない限り裁判員は判断できない

明々白々です。

 その他同日放映されたザ・スクープでは、東住吉放火殺人事件の検証をしています。これも興味深い内容で、取調室という密室で虚偽自白を強いられた疑いが極めて高いと思いました。
 たとえば、この事件で最高検の言う「取調べの可視化」がなされたとすれば、被疑者は完全に「落ちている」から、およそ虚偽自白などなかった、違法・不当な取調べなどなかった、ということになるんじゃないでしょうか。

 また、同番組では、過去に、虚偽自白を強いられた事件を取り上げ、密室で行われる取調べの弊害・問題点を動画配信によりわかりやすく伝えています。
 たとえば、このブログや取調べ可視化ホームページでも取り上げた、宇和島虚偽自白事件、佐賀市農協事件、鹿児島公選法違反事件なども取り上げられています。
 そのほか、捜査機関による捜査の問題など刑事事件にまつわる問題点を鋭く切り込んでいますので、是非とも一度見て頂きたいと思います。