取調べ可視化 最前線

千葉県警で

 任意取調中に暴行があった模様。

千葉県警で任意取り調べ中に暴行か、男性が被害届 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 報道によれば、

巡査部長は「うそをつくな。ここは警察だから、何をやってもいいんだよ」などと大声を上げて男性のイスをけり倒し、顔を平手打ちした上で3時間前後にわたって床で正座を強要。この間に頭を拳で殴ったという。

 こういう事例が後を絶たない。捜査機関が暴力をふるうことは一切あってはならない。効果的に防止する制度的な工夫が絶対に必要だ。もちろんことが生じたときは民事事件・刑事事件として厳罰に処すべきである。
 この任意取調べについて「取調べ状況」の捜査報告書は作成されていたのだろうか。作成されていたとして、どんな内容が記載されていたのだろうか。嘘がかかれていたのではないかとの疑念もあるので興味がわく。
 取調べの可視化以外に効果的な制度はないと思うが、真剣に制度化することを検討すべきだろう。

 勾留中の被疑者が取調中に暴行を受けた、病院で診断書をもらったという事例を経験する。このようなケースで、暴行を受けたと警察や検察庁に抗議をするが、回答はいつも「そのような事実はない」というもの。ただ、不思議なことに、抗議した後病院に駆け込まれるような程度の暴行は少なくなるケースも多い(いじめの類は増えるが)。

 なお、任意での取調中なので、勾留中の取調べと違って、取調べ受忍義務などない。いつでも取調室から出てもいいし、帰ってもいい。